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相対参照と絶対参照の違い

セル F10 からセル B10 を参照する場合。絶対参照 ("=$B$10") では参照先の絶対位置を保持する。
一方、相対参照 ("=B10") では、現在の(数式が入力された)セル (F10) からの相対位置を保持する。
このため、その数式をそこ (F10) でしか用いないのであれば両者に差異は無いが、数式をコピー&ペーストした際に、「コピー先のセルが参照するセル」が変化する。
(コピー元セルとコピー先セルの位置関係に応じ、参照するセルが移動する。)
相対参照と絶対参照の切り替え

参照先のセルを入力(セル内または数式バーにキャレットがある状態)する際にF4キーを押すと、
「行・列とも相対参照 ("B4")」
↓
「行・列とも絶対参照 ("$B$4")」
↓
「行:絶対参照・列:相対参照 ("B$4")」
↓
「行:相対参照・列:絶対参照 ("$B4")」
↓
...
の順に切り替わる。
(行または列の前に"$"がついていれば絶対参照、そうでなければ相対参照。)
どのように使い分けるか

図では、「単価」と「数量」から「小計」を算出し、「小計」に「税率」分を加えて「税込価格」を算出しようとしている。
行 32 (H32、I32)に基となる数式を記述しておき、他の行にコピーする場合、「小計」は参照する「単価」、「数量」が行に応じて変わる必要がある。
このため、「行のみ相対参照」とする。
「税込価格」も同様に参照する「小計」は行ごとに異なるが、どの行であっても参照する「税率」は変わらない。
このため、参照する「小計」は「行のみ相対参照」、「税率」は「絶対参照」とする。
留意事項
相対参照・絶対参照の設定は、「条件付き書式」においても同様に機能する。